January 31, 2019 / 2:41 AM / 6 months ago

FOMCこうみる:文言の変更・復元は利上げへの自信喪失の証=三菱UFJMS証券 服部氏

[東京 31日 ロイター] -

<三菱UFJモルガン・スタンレー証券 服部隆夫氏>

今回のFOMC声明文では、これまで使われてきた文言の変更や復元が目に付く。

こうした変化は、前回12月のFOMCから現在までの間に、FRBが経済見通しを下方修正した可能性を示唆するものだ。

この流れをくめば、次回3月のFOMCではメンバーによる経済見通しが下方修正され、ドットチャートも下方修正されることが予想される。

バランスシートの正常化ついて、別立ての声明文を用意したことも印象的だ。

金利と量の両面から金融緩和をする可能性は、事前のメディア報道からある程度は織り込まれていたが、今回の声明文によって、FRBが金融緩和方向に傾いていることを確認できたことは、ドル売り材料として為替市場で位置付けられるだろう。

経済全般に関連する文言では、昨年12月声明の、経済活動が「力強い速度(at a strong rate)」で拡大しているから、今回は「底堅い速度(at a solid rate)」に格下げされた。力強い速度という言葉は、昨年8月1日の声明文で初登場し、12月まで使用されてきたものだ。

金融政策に関しては、昨年12月には「いくらかの、さらなる緩やかな(some further gradual increases)」FF金利の目標誘導レンジの引き上げが、経済活動の持続的拡大等と整合的としていたが、今回は、FF金利の目標誘導レンジの「将来的な調整(future adjustment)」の時期と規模を決めるにあたり、忍耐強くある姿勢が示された。

FOMCは昨年6月に「adjustment」という言葉を「increases」に変更し、段階的な利上げ路線を印象付けた。しかし、今回はadjustmentを復元したことから判断して、利上げについて自信がなくなっていることがうかがわれる。

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