June 14, 2018 / 1:25 AM / 10 days ago

FOMCこうみる:米金融政策、中立から引き締めも視野に=三菱UFJMS証 服部氏

[東京 14日 ロイター] -

<三菱UFJモルガン・スタンレー証券 シニア投資ストラテジスト 服部隆夫氏>

今回のFOMCでは、メンバーのインフレ見通しが引き上げられたことが印象的だ。コアPCEの今年の見通しは昨年9月から3回にわたり1.9%で据え置かれていたが、今回2.0%に上方修正した。FRBは物価が2%を超えてくることを容認する姿勢を見せている。

政策金利は来年2回の引き上げによって中立金利と同水準となる。

米国はリーマン・ショック以降、異例の金融緩和政策を実施してきたが、今回のFOMCでは、金融政策は中立圏に移行しつつあることが示されたと考えられる。そして、来年予定通り3回の利上げが実施されれば、中立金利を上回って、引き締め局面に入ることになる。

金融市場はこれまで長い間金融緩和状態に慣れ親しんできたので、中立から引き締めへの転換にはFRBとのコミュニケーションが欠かせない。

来年1月以降、パウエル議長が毎回のFOMC後に記者会見を実施することが発表されたが、これにはコミュニケーションを充実させる意図もあるのかもしれない。

為替相場に対する示唆としては、長いトレンドで見た場合、先進国の中で唯一金融政策の正常化に成功しているドルが強くなるだろう。

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