April 3, 2019 / 8:15 PM / 2 months ago

NATO、ロシアの脅威に警戒呼び掛け 事務総長が米議会で演説

[ワシントン 3日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は3日、米上下両院の合同議会で演説し、軍事を拡大させ、神経ガスの使用やサイバー攻撃などが疑われるロシアの脅威に対する警戒を呼び掛けた。

ストルテンベルグ事務総長は「NATO加盟国は将来的に一段の結束が必要になるため、見解の相違を乗り越えなくてはならない。われわれは過去に例を見ない課題に直面しており、こうした課題には1カ国では対応できない」と述べた。

その上で、ロシアに対し中距離核戦力(INF)廃棄条約を再び順守するよう呼び掛け、「NATOには欧州に地上発射型の核ミサイルを配備する意向はないが、NATOは効果的な抑止力を持つために必要な措置は取る」と述べた。

また、「NATOはこれまでも欧州のためになっていたが、米国のためにもなってきた」と指摘。「国の力は経済や軍事力の規模だけでなく、友好国の数でも推し量ることができる。NATOを通して米国は他の大国よりも多くの友好国を有しており、このことで米国は一段と力強く、安全な国になっている」と述べた。

ストルテンベルグ事務総長はNATO創設70周年に合わせて米議会に招待され、前日にはトランプ米大統領と会談した。

トランプ大統領は自身がNATO加盟国に対し拠出金を拡大させるよう圧力を掛けていることで、加盟国の間では貢献を増やす動きが出ているが、一段の拡大が必要と指摘。ストルテンベルグ事務総長は、加盟国は過去2年間で総額410億ドルの拠出金を拡大させたとし、来年は1000億ドルの拡大が見込まれることを明らかにした。

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