[東京 25日 ロイター] - 東京証券取引所は25日、市場区分の見直しを受け、TOPIX(東証株価指数)の算出ルールの概要について発表した。
新市場区分への移行前営業日(2022年4月1日時点)のTOPIX構成銘柄は、選択する市場に関わらず継続するが、流通株式時価総額100億円未満の銘柄は、22年10月から段階的にウエイトを継続し、25年1月末までに、利用者や市場への影響等などを考慮してTOPIXから段階的に除外する。
段階的なウエイト低減銘柄になった場合でも、その後の流通株式時価総額の回復状況を反映させるため、再評価を実施する。また、25年1月末までの移行期間における新規上場銘柄については、プライム市場に新規上場する銘柄のみをTOPIX構成銘柄とする。
移行後の定期的な入れ換え方法については、利用者の意見を広く聞いた上で決定する。第1回目の段階的ウエイト低減銘柄の判定は、22年10月に行う。
東証では、継続採用となる流通株式時価総額100億円以上の銘柄のTOPIXに対するカバー率は99%以上になると試算している。
水野文也
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