[30日 ロイター] - 欧州株式市場は4営業日ぶりに反発 して取引を終えた。中国の新型コロナウイルス規制緩和と利上げ幅縮小 への期待が投資家心理を後押しした。 STOXX欧州600種指数は月間で6.75%上げ、上 げ幅は7月以来、4カ月ぶりの大きさとなった。上昇したのは2カ月連 続。 中国へのエクスポージャーが大きい高級銘柄が含まれる日用品・家 庭用品株指数は30日に2.27%上げた。自動車・部品株指 数は1.77%、石油・ガス株指数は1.66%、資源 株指数が1.25%とそれぞれ上昇した。 中国の大都市、広州と重慶は、厳しいコロナ規制に対する一連の抗 議を受けて30日、規制の緩和を発表した。 ユーロ圏の11月の消費者物価指数(HICP)速報値は前年同月 比10.0%上昇となり、伸び率は10月の10.6%から鈍化し、予 想(10.4%)を下回った。欧州中央銀行(ECB)による12月の 50ベーシスポイント利上げ予想が57%に高まった。 個別銘柄では、オランダのバイオ医薬品会社アルジェニクス<ARGX. BR>が7.1%上昇。米食品医薬品局(FDA)発行の優先審査バウチ ャー(PRV)を1億200万ドルで獲得する契約を発表して好感され た。 イタリアの通信会社テレコム・イタリアは5.2%下落 。イタリア政府高官が、政府がテレコム・イタリアの全株式を買い付け る計画はないと表明して嫌気された。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 STOXX欧州600 440.04 +2.75 +0.63 437.29 種 FTSEユーロファー 1741.56 +13.22 +0.76 1728.34 スト300種 ユーロSTOXX50 3964.72 +30.28 +0.77 3934.44 <.STOXX50E 種 > (ーからご覧ください)
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