[27日 ロイター] - 欧州株式市場は続伸して取引を終え た。企業業績はまちまちながらも来週の主要中央銀行が金融政策を決め る会合が注目を集めており、米国でのインフレ鈍化が投資家心理を改善 させて買いを促した。 STOXX欧州600種指数は週間で0.67%上げた。 月間では7.13%上昇。主要中央銀行が積極的な利上げペースを減速 するとの見方が買いを後押ししている。 この日発表された2022年12月の米個人消費支出(PCE)は 前月比0.2%減り、インフレ圧力がさらに緩和された。このため米連 邦準備理事会(FRB)の来週の連邦公開市場委員会(FOMC)で2 5ベーシスポイントの引き上げを決め、3月で利上げを終えるとの期待 が高まった。 石油・ガス株指数は27日に1.02%上げた。 エクイティ・キャピタルの首席マクロエコノミスト、スチュアート ・コール氏は「業績面はまちまちだ。一部の企業はしっかりしているよ うだが、期待外れの数値を報告している企業もある」と指摘した。 高級ブランド「カルティエ」を抱えるスイスのリシュモンは1 .1%高。イタリアの高級衣料品モンクレールは2.4%高 。 一方、スウェーデンのファストファッション大手H&Mは 4.1%安。22年9─11月期決算で営業利益が大幅に減り、市場予 想を大きく下回ったのが嫌気された。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 STOXX欧州600種 455.17 +1.19 +0.26 453.98 FTSEユーロファース 1795.01 +4.12 +0.23 1790.89 ト300種 ユーロSTOXX50種 4178.01 +4.03 +0.10 4173.98 <.STOXX50E > (ーからご覧ください)
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