November 25, 2019 / 6:39 PM / 20 days ago

イスラエル中銀、金利0.25%に据え置き 政治的先行き不透明感を警告

[エルサレム 25日 ロイター] - イスラエル中央銀行は25日、政策金利を0.25%に据え置くことを決定した。据え置きは8回連続。経済成長は底堅いが政治的先行き不透明感が最終的に景気に打撃を与える可能性があると警告した。

シェケル高の環境下で物価上昇率がゼロ程度となっている中、ロイターが実施した調査ではエコノミスト16人のうち10人が0.10%への利下げを見込んでいた。残りの6人は据え置きとの見方だった。中銀が最後に利下げしたのは2015年だ。

中銀は声明で「物価が目標範囲の中間点近辺で安定するところまで持っていくため、また経済が底堅く伸び続けるために、金利は長期にわたり現在の水準を維持するか、引き下げる必要がある」とした。国内外のさまざまな要因を基に分析したと付け加えた。また「必要に応じて金融政策を緩和的にする追加対策を打っている」とし、シェケル高を抑制するために為替介入をすることを示唆した。

シェケルは今年、ドルに対して7.5%上昇している。主要な貿易相手国通貨に対しては9%上昇している。

10月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.4%上昇と、9月の0.3%上昇からやや加速したものの、5月のピークである1.5%上昇から鈍化しているほか、政府の物価目標である1―3%を大幅に下回っている。

中銀は「物価を目標範囲まで戻す上でシェケルの上昇が引き続き難題となっている」とした。

中銀は10月に3億1400万ドル相当の外貨を購入した。今年初めての主要な介入だった。

中銀によるとイスラエル経済は、潜在成長率とみなされる約3%のペースで伸び続けている。労働市場は引き続き引き締まっている。「ただ政治的状況を巡っては引き続き不透明感が漂っているほか、長期間にわたり暫定予算での政治運営を余儀なくされる場合、縮小効果があるかもしれない」と警告した。

イスラエルは2度の総選挙を経ても新政権が樹立せず、ここ1年間は暫定政権が政治運営を担っている。政局のこう着状態により、年明けまで新予算は可決されない見込みだ。何カ月もの間支出を抑制することとなり、経済成長の重しとなる。ネタニヤフ首相は前週、汚職で起訴され、政局がさらに混乱した。

アナリストは20年の利下げ確率が依然として高いとみている。次回の金融政策決定会合は20年1月9日だ。

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