July 20, 2018 / 4:59 AM / a month ago

上海外為市場=人民元は1年超ぶり安値、国有銀の元買いで下落は鈍化

[上海 20日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は、基準値(中央値)の元安設定を受け、対米ドルで1年以上ぶりの安値を付けた。ただトレーダーらによると、主要な国有銀行が午前にドル売り/元買いを入れたため、元安は鈍化したという。

中国人民銀行(中央銀行)は、この日の人民元の対ドル基準値を1ドル=6.7671元と、7営業日連続で元安方向に設定した。前営業日の基準値(6.7066元)と比べ605ポイント(0.9%)の元安水準。

この基準値は2017年7月14日以来の元安水準で、1日の基準値変更としては16年6月27日以来の大幅な元安/ドル高設定だった。

トレーダーによると、この日の設定は大筋で市場予想と一致したといい、当局が元安に急ブレーキをかけることに熱心ではないことが示唆されたという。元は第1・四半期末以来、対ドルで約7.6%下落している。

ただその後、大手国有銀行がドル売り/元買いを入れていたと4人のトレーダーが指摘。そのうちの1人は「大手銀がオンショア・オフショアの双方でドルの流動性を供給していた。これまではオンショアのみの供給が通常だった。この場合では、双方の供給が効果的かもしれない」との見方を示した。

別のトレーダーは、国有銀行がオンショアで1ドル=6.81元前後のレートでドル売り/元買いを入れたと述べた。

みずほ銀行(香港)のアジア為替担当シニアストラテジスト、Ken Cheung氏は「投資家はどの程度元安が進行するのか予想できていない」と述べ、「(当局は)経済成長の安定性を維持したいと考えており、元安による直接の影響で貿易戦争のネガティブな影響が相殺される可能性がある。ただ、元建て資産の買いに対する外国人投資家の信頼を維持するのは困難になるだろう」との見方を示した。

スポット市場の人民元は6.7950元で始まった後、0345GMT(日本時間午後0時45分)時点で6.7941元で推移。これは前日終値に比べ0.21%の元安。

オフショア市場の人民元は6.8228元と、オンショアの水準に比べて0.4%の元安。

当局が許容できる元安水準を明確に設定しているとの見方は少ないものの、現段階で過度に弱気ではないとみられる。ゴールドマン・サックスの中国担当シニアエコノミストであるM・K・タン氏は、当局は資金流出チャネルの制御を強化しており、元安を過度に懸念してはいないと言明。「元が下落している理由は、政策担当者らが満足しているためだ。だが、将来的に下落が行き過ぎたと判断すれば、当局が元を安定化させる手段を講じることは間違いない」と述べた。

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