(外為市場はNY外為市場リポートをご覧ください) [1日 ロイター] - <為替> 欧州終盤 アジア市場終 コード 盤 ユーロ/ドル 1.1664 1.1685 ドル/円 111.72 112.11 ユーロ/円 130.32 131.02 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終値 コード STOXX欧州600種 389.84 -1.77 -0.45 391.61 FTSEユーロファースト3 1526.83 -7.38 -0.48 1534.21 00種 DJユーロSTOXX50種 3509.23 -16.26 -0.46 3525.49 FTSE100種 7652.91 -95.85 -1.24 7748.76 クセトラDAX 12737.05 -68.45 -0.53 12805.50 CAC40種 5498.37 -12.93 -0.24 5511.30 <金現物> 午後 コード 値決め 1220.95 <金利・債券> 米東部時間13時34分 *先物 清算値 前日比 前営業日終 コード 盤 3カ月物ユーロ 100.32 0.00 100.32 独連邦債2年物 111.86 -0.05 111.91 独連邦債5年物 131.40 -0.21 131.61 独連邦債10年物 160.91 -0.67 161.58 独連邦債30年物 173.98 -1.62 175.60 *現物利回り 現在値 前日比 前営業日終 コード 盤 独連邦債2年物 -0.550 +0.020 -0.570 独連邦債5年物 -0.176 +0.029 -0.205 独連邦債10年物 0.483 +0.041 0.442 独連邦債30年物 1.133 +0.044 1.089 <ロンドン株式市場> 反落して取引を終えた。米国が中国からの輸入品に対する関 税を引き上げるとしたことから、金属の消費大国である中国の経済が不安視され、金属が 値下がりし、鉱工業銘柄の売り材料となった。 FTSE350種鉱業株指数は3.04%低下した。 英豪系資源大手リオ・ティントは3.4%下落した。上半期利益が市場予想 に届かなかったことが嫌気された。 衣料小売り大手ネクストは7.1%安だった。第2・四半期売上高は増加し たものの、業績見通しが期待外れの内容だった。 一方、金融大手ロイズ・バンキング・グループは1.7%上昇した。上半期 利益が23%増となったことが好感された。市場予想と一致した。 中型株ではアウトソーシング事業を手掛けるキャピタが8.6%下落した。 純現金収支が市場予想を下回ったほか、売り上げがプラスに転じるには時間がかかるとの 発言が嫌気された。 同じく中型株の発電機レンタル大手アグレコは9.3%上昇し、7カ月ぶり の高値をつけた。上半期利益が市場予想を上回ったことが好感された。 ロンドン株式市場: <欧州株式市場> 反落して取引を終えた。決算が好感された銘柄は値上がりしたも のの、米中貿易摩擦への懸念が相場の重しとなった。 トランプ政権が検討する中国からの輸入品2000億ドル相当に対する貿易制裁につ いて、上乗せする関税を当初案の10%から25%へ引き上げる可能性があるとの報道を 受け、貿易戦争を巡る懸念が高まった。通商政策や関税を巡る先行き不透明感で特に打撃 を受けてきたSTOXX欧州600種自動車・部品株指数は2.47%低下した 。中国が世界最大の金属消費国であることから資源株指数も1.50%低下した 。 そのほか、テクノロジー株指数が0.42%低下。米アップルの好 決算は同部門を押し上げる要因とならなかった。 一方、第2・四半期決算が市場予想を上回った欧州航空大手エールフランスKLM<A IRF.PA>は4.2%高となった。 欧州株式市場: <ユーロ圏債券> 日本国債が売られたことの影響が世界の主要な債券市場に波及す る中、独仏を中心に国債利回りが上昇した。 日銀は前日まで2日間の日程で開いた金融政策決定会合で、強力な金融緩和策の持続 性を強化する措置を決定。長期金利を「ゼロ%程度」に誘導する目標自体は維持しながら も変動幅の拡大を容認する姿勢を示し、黒田東彦総裁は会合後の記者会見で、変動幅を従 来の倍に相当する「プラスマイナス0.2%程度」を念頭としていることを明らかにした 。 こうした中、日銀がどの程度の変動まで容認するのか試す動きが見られ、日本の10 年債利回りは0.120%と、2017年2月3日以来の水準に上昇した 。 フューチャーズ・ファースト・インフォサービシズの金利ストラテジスト、リシ・ミ シュラ氏は「日本国債は新たな自由を手に入れた。初めての車を手に入れたティーンエイ ジャーのように『限界を試しにいく』と考えられる」としている。 ユーロ圏では独10年債利回りが約0.495%と、7週間ぶりの水準 に上昇。終盤の取引では5ベーシスポイント(bp)上昇となっている。 仏10年債利回りも0.79%と、7週間ぶりの高水準を付けた。他の ユーロ圏の長期債利回りも4─7bp上昇している。 日銀による大規模な緩和策により国外でも借り入れコストが低下したことで、日本の 投資家による海外の高利回り資産への投資が加速。こうした日本勢による買いで格付けの 高いドイツやフランスなどの国債も恩恵を受けてきたが、日本国債利回りが上昇すれば日 本勢が国内に資金を戻すリスクがあることも示している。 ノルデアの首席アナリスト、ヤン・フォン・ゲリッチ氏は「日銀は柔軟性が意味する ところについて明確にしていないため、市場では日銀がどこまで耐えられるのか試そうと する動きが出ている」と指摘。ただアナリストの間では、欧州の債券市場に大きな影響を 及ぼすには日本の国債利回りはより大きく上昇する必要があるとの見方も出ている。 ユーロ圏金融・債券市場: