May 22, 2020 / 6:43 AM / 2 months ago

上海外為市場=元は1カ月半ぶりの安値、香港治安法で米中関係悪化を警戒

[上海 22日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元は対米ドルで下落、約1カ月半ぶりの安値を一時付けた。この日開幕した全国人民代表大会(全人代、国会に相当)に、香港に国家安全法の制定を義務付ける法案が提出されたことを受け、米中関係の悪化懸念が強まった。

一部のトレーダーとアナリストは、全人代で香港での国家安全法に関する中国政府の方針が示されたことに意表を突かれたと述べた。

中国人民銀行(中央銀行)は取引開始前にこの日の対ドル基準値(中間値)を1ドル=7.0939元に設定、前日の基準値(7.0868元)に比べて0.1%元安水準だった。

スポット市場の元相場は7.1141元で取引を開始し、一時7.1220元と、4月2日以来の安値を付けた。

その後は下げ幅を縮小し、中盤時点で7.1179元と、前日終値比で13ポイント元安となった。

市場参加者は、全人代で李克強首相が行った政治活動報告で示された景気刺激策は概ね予想通りだったと指摘。

みずほ(香港)のアジア外為担当チーフストラテジスト、ケン・チュン氏は「政治活動報告はほぼ私の予想に一致し、予想の上振れはなかった」と語った。香港での国家安全法については、トランプ米大統領が強硬な対応を警告し、米中間の緊張が激化したため、市場心理が悪化したと述べた。同氏は元相場はボラティリティーが高いなか第2・四半期末までに7元に戻すとの見通しを示した。

オフショア市場のトレーダー3人によると、中国の大手国有銀行の一部はここ数日に1年物のバイセルスワップを活発に行っているという。バイセルスワップはドルの供給を減らし、元の空売りをしにくくする。

中国当局は通常、主要な政治・経済イベント中に金融市場の安定維持に努める。

オフショア人民元は中盤時点で7.1345元。

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