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M&Aで海外事業拡大、連結粗鋼生産1億トン目指す=日鉄社長

 9月1日、日本製鉄の橋本英二社長は、M&Aを通じて海外事業を拡大し、連結粗鋼生産を足元の6000─6500万トンから1億トンに引き上げたいとの意向を示した。都内で昨年3月撮影(2020年 ロイター/Yuka Obayashi)

[東京 1日 ロイター] - 日本製鉄5401.Tの橋本英二社長は1日、M&Aを通じて海外事業を拡大し、連結粗鋼生産を足元の6000─6500万トンから1億トンに引き上げたいとの意向を示した。海外で成長余地が見込める国・地域としてインド、東南アジア諸国連合(ASEAN)、米州を挙げた。一方、国内で再編を進める考えはないとした。

橋本社長は「需要が間違いなく伸びるのはインド」と指摘したほか、具体策はまだないものの重要な市場はASEANとの認識を示した。ベトナムやインドネシアでは中国勢が一番のサプライヤーになっているとして「看過するわけにいかない」と話した。米州ももう少し拡大の余地があるという。

中国は伸びないものの大きな市場とみるが、大規模な事業を手掛けるには政府の後ろ盾が必要だとし「今の事業が伸びることはあっても、新たにということはない」と述べた。

日本と海外の連結の粗鋼生産は足元で6000─6500万トンだが「これを1億トンにしていかないと、名実ともにトップ鉄鋼メーカーとはならない」と述べた。企業価値ベースで世界ナンバーワンの旗は降ろすつもりはないとし「まずは中国を除いて世界一の座を取り戻す」と述べた。

国内拠点は、技術の維持・発展を通じて海外展開を支援する役割を担う。中国勢が手がけない高級鋼の生産も強化する考え。国内では、これまでの再編・統合のシナジーを出し切っていないとして「これ以上、再編・統合を進める考えはない」と述べた。

平田紀之

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