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ユーロ圏金融・債券市場=独債利回り1週間ぶり高水準、ECB理事会受け

    [ロンドン 10日 ロイター] - 
 <金利・債券                                         
 >                                       
 米東部時間11                                         
 時5分                                    
 *先物         清算値  前日比  前営業日  コード
                                    終盤  
 3カ月物ユー   100.49    0.00    100.49         
 ロ                                       
 独連邦債2年   112.29    0.00    112.29          
 物                                       
 独連邦債5年   135.03    0.00    135.03          
 物                                       
 独連邦債10   173.68    0.00    173.68          
 年物                                     
 独連邦債30   218.38    0.00    218.38          
 年物                                     
 *現物利回り   現在値  前日比  前営業日  コード
                                    終盤  
 独連邦債2年   -0.660  +0.031    -0.695            
 物                                       
 独連邦債5年   -0.640  +0.039    -0.677            
 物                                       
 独連邦債10   -0.424  +0.038    -0.463             
 年物                                     
 独連邦債30    0.018  +0.028    -0.009             
 年物                                     
    
    
    ユーロ圏金融・債券市場は、ユーロとドイツ国債利回りが1週間ぶ
り水準に上昇した。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁はこの日の
理事会後の会見で、ユーロ相場を注視しているものの、為替目標はない
と強調したことを受けた。
    ユーロは5月末から10%上昇し、2018年以来の高値にある。
このため、通貨高がユーロ圏の景気回復を阻害し、すでに弱いインフレ
率を圧迫するとの懸念が生じている。
    このところの市場では、ECBがよりハト派的な姿勢を示すことが
織り込まれ、今後の景気刺激策拡大に期待が高まっていた。
    ラガルド氏は、ECBがユーロを注意深く見守っているが、「為替
レートを目標にしているわけではない」と繰り返した。また、8月に1
6年以来初めてマイナスに転じたユーロ圏のインフレ率がユーロ高の影
響を受けていることにも言及した。
    JPモルガン・アセット・マネジメントのグローバル市場ストラテ
ジスト、ジャイ・マルヒ氏は、「ECBが示したバランスの取れたトー
ンは、多くの投資家が予想していたよりもハト派的ではなかった」と指
摘。「会合では、財政政策と欧州復興基金が今回の危機における刺激策
の主役で、ECBが脇から支援する可能性が高いことが強調された」と
述べた。
    ユーロは1.1917ドルと1週間ぶりの高値を付け、その後は0
.8%高。独10年債利回りはマイナス0.42%と1週
間ぶり水準に上昇した。
    INGのユーロ圏チーフエコノミスト、カーステン・ブレゼスキ氏
は「ECBは2つのことのバランスを取った。ラガルド総裁はユーロ相
場がインフレの下押し要因になっていると指摘したが、ECBはインフ
レ見通しを下方修正しなかった」と述べた。
    ECBは今年の物価上昇率見通しを0.3%に据え置いたが、来年
は6月時点の0.8%から1%に引き上げた。ブレゼスキ氏は「2つの
面があるメッセージを発したことで、市場ではハト派ではなくフクロウ
派と受け止められている。これはまさにラガルド総裁が望んだことだ」
と指摘。また、ECBがパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)
を年内に拡充するとの見方を変えていないとも述べた。
    刺激策の恩恵を主に受けるイタリアの10年債利回り
は持ち直したが、横ばいの1.09%。独10年債との利回り格差DE1
0IT10=RRは151ベーシスポイント(bp)。
    プリンシパル・グローバル・インベストメンツのチーフストラテジ
スト、シーマ・シャー氏は「ECBがユーロ高への対応で実際にできる
ことはほとんどないことを市場は見抜いている。金利はほぼ限りなく低
く、種々の資産購入・融資プログラムはすでに相当な規模に膨らんでい
る」と述べた。


    
 (ーからご覧ください)
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