[ニューヨーク 16日 ロイター] - 米東部時間 価格 利回り コード 30年債(指標銘 15時55分 99*14.00 3.0286% 柄) 前営業日終 99*09.50 3.0360% 値 10年債(指標銘柄 15時54分 99*10.00 2.8303% ) 前営業日終 99*10.50 2.8280% 値 5年債(指標銘柄 15時55分 99*05.00 2.6829% ) 前営業日終 99*06.00 2.6760% 値 2年債(指標銘柄 15時50分 99*24.00 2.3814% ) 前営業日終 99*24.75 2.3690% 値 清算値 前日終値 コード Tボンド先物6 145*15.00 145*13.00 月限 Tノート先物6 120*15.00 120*15.50 月限 米金融・債券市場は、5年債と30年債の利回り差が一時34.6ベ ーシスポイント(bp)と、10年超ぶりの水準に縮小した。 トランプ大統領が連邦準備理事会(FRB)副議長に、米債券運用大手パシフィック ・インベストメント・マネジメント・カンパニー(PIMCO)の幹部で、コロンビア大 教授のリチャード・クラリダ氏を指名すると明らかにし、材料視された。 追加利上げ観測が広がり、早い時間帯に短期債利回りを押し上げた。2年債利回りU S2YT=RRが2.394%と、2008年9月以来の水準にまで上昇する場面があった。 大和キャピタル・マーケッツ・アメリカの首席エコノミスト、マイケル・モラン氏は 「クラリダ氏が極端なタカ派やハト派と受け止められるとは考えられないが、恐らくタカ 派に傾くだろう」と話した。 ジェフリーズの短期市場エコノミスト、トーマス・サイモンズ氏によると、長期債需 要の堅調が長く続いているという。高齢化が進み、保険各社や年金基金が投資先として好 む、より長期の債券需要を後押ししている。 米議会予算局(CBO)がこのほど、今後数年間に財政赤字が急速に拡大するとの見 通しを示し、サイモンズ氏は長期見通しが非常に暗いと話す。 国債価格は全般的にやや下落した。先週末に米国が主導して行ったシリア空爆への報 復措置懸念が和らいだことがうかがえる。 米英仏のミサイル発射を受け週末に混乱が広がったが、利回りはオーバーナイトや1 6日朝にかけ上昇した。 10年債利回りは直近の取引で2.832%と、前営業日終盤の2.8 28%から上昇した。 <ドル・スワップ・スプレッド> DOLLAR SWAP SPREADS Last (bps) Net Change (bps) U.S. 2-year dollar swap spread 30.75 -0.75 U.S. 3-year dollar swap spread 24.25 -0.75 U.S. 5-year dollar swap spread 13.00 -0.25 U.S. 10-year dollar swap spread 3.00 -0.50 U.S. 30-year dollar swap spread -13.50 -0.25 (い)