October 30, 2018 / 7:04 AM / 18 days ago

上海外為市場=人民元10年ぶり安値更新、貿易戦争巡る懸念が重し

[上海 30日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は、対ドルで10年ぶり安値を更新。国内経済減速や米中貿易戦争の激化への懸念が重しとなっている。

人民元は心理的に重要な節目となる1ドル=7元に近づいている。7元台に載せれば、2008年の金融危機以降で初めてとなる。このところの下落を受け、中国当局がこの節目を防衛するかどうか、また防衛した場合はどの程度行われるかに市場の焦点はシフトしている。

中国人民銀行(中央銀行)はこの日の基準値(中間値)を、2008年5月21日以来の元安水準となる1ドル=6.9574元に設定した。前日基準値の6.9377元に比べ197ポイント(0.28%)の元安設定。ロイターのまとめた市場予想の6.9487元よりも87ポイント元安寄りに傾いた。

ブルームバーグの報道によると、米政府は11月に予定する米中首脳会談で貿易摩擦解消に向けた進展がみられなければ、12月初旬までに中国製品に対し新たな追加関税を発動する用意を整えている。

コメルツ銀行(シンガポール)の新興国市場部門シニアエコノミスト、周浩氏は「米国が新たな関税をちらつかせているとのニュースは市場心理の重しとなっている」とした上で、「(米中首脳)会談の『失敗』をどのように定義するのかは分からない」と指摘。「市場は人民銀のボトムラインを試しているだけで、人民銀はまだ受動的に元を防衛している」と述べた。

同氏は、中国当局が1ドル=7元付近、またはこれより元高の水準で、元を維持するとの見方を示した。

国内スポット市場の元は6.9600元で始まった後、序盤の取引で一時、2008年5月20日以来の安値となる6.9724元を付けた。中盤のレートは6.9688元と、前日終値比で68ポイントの元安、基準値比で0.16%の元安。

オフショア人民元は6.9739元で推移。

複数の市場筋はロイターに対し、中国の大手国有銀行が午前の取引で人民元をドルにスワップする取引を実施したもようだと明らかにしたが、スポット市場では、銀行がスワップ取引で得たドルを売る動きは確認されなかった。

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