April 22, 2019 / 6:55 AM / a month ago

上海外為市場=人民元10日ぶり安値、取引レンジは小幅

[上海 21日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は一時、対ドルで10営業日ぶり安値を付けた。ただ第1・四半期の中国経済が底堅く推移したことを受け、当局が景気刺激策をさらに強化するとの見方は後退している。

人民元は先週、一時6.6台に上昇。予想を上回る経済指標が相次ぎ、経済が安定し始めた可能性が示唆されたことが背景。

新華社によると、中国共産党政治局は19日、「下押し圧力」や困難に直面している国内経済を支援するための政策を継続すると表明。また、経済成長の安定、改革推進、リスク管理と国民の生活向上の間のバランスを取ることに努めるとした。

OCBC(シンガポール)のグレーターチャイナ調査部門責任者、トミー・シエ氏は、政治局の発表について、市場が見込んでいるような銀行の預金準備率の引き下げなどを通じた追加的な金融緩和が行われる可能性は限定的であることを示唆した、と指摘した。

中国人民銀行(中央銀行)は取引開始に先立ち、基準値(中間値)を1ドル=6.7035元に設定。前営業日の6.7043元よりも8ポイントの元高水準となった。

スポット市場の人民元は6.7060元で始まり、一時は4月12日以来の安値となる6.7150元を付けた。中盤時点では、前営業日終値比86ポイント安の6.7135元。基準値比では0.15%の元安。

人民元は10日ぶり安値を付けたものの、小幅なレンジで取引されている。トレーダーらは、一部の海外市場がイースター休暇で休場のため、取引は比較的低調だと述べた。

また一部の人民元のトレーダーは元が引き続きドル指数の動きに追随するとの見方を示した。

中国系銀行のトレーダーは、多くの市場参加者が米中通商協議が近く終了する可能性が高いとみる中、同協議が手掛かりを提供する可能性があると述べた。

DBSグループ・リサーチのストラテジストは22日付のリポートで「ドル/オンショア人民元は、1ドル=6.67─6.75元という過去2カ月のレンジで取引を続けることが見込まれる」と指摘した。

OCBCのシエ氏は、より強力な政策緩和は行われないかもしれない一方で、「構造的、またシステミックな理由から経済が依然下押し圧力に直面していると政治局が初めて言及し、短期的には中国の景気刺激策に転換がないことが示唆されている」と語った。

オフショア市場の人民元は中盤時点で6.718元。

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