[東京 17日 ロイター] - かんぽ生命保険は年初来高値を更新し、10%超高での推移となっている。午前9時27分現在、東証1部の値上がり率第2位。かんぽ生命が自社株買いを実施し、持ち株会社である日本郵政の出資比率を50%以下に引き下げる方針を固めたとブルームバーグなどが報じたことが材料視されている。
日本郵政の出資比率を50%以下に引き下げれば、郵政民営化法により一般の銀行や保険会社よりも厳しく業務を制限する「上乗せ規制」が解消され、新商品の発売も認可制から事前届け出制に移行することで新規事業の自由度が増すことになる。
かんぽ生命は「資本政策と株主還元の充実について恒常的に検討を行っているが、現在決定した事実はない」とのコメントを発表した。
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