[29日 ロイター] - <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 FTSE100種 6407.46 -118.69 -1.82 6526.15 ロンドン株式市場は続落して取引を終えた。新型コロナウイルスワクチンの供給が遅 れていることや、新型コロナの変異種の感染拡大を抑えるための封鎖措置が市場心理の重 しとなり、週間ベースで昨年10月以来の大幅安となった。 製薬のアストラゼネカはこの日、FTSE100種の3番目に大きな押し下 げ要因となった。週間ベースでは3.7%下落した。ワクチン供給を巡る欧州連合(EU )との対立が不安視された。 ただ欧州医薬品庁(EMA)はこの日、アストラゼネカのワクチンを18歳以上を対 象に承認するようEUに提言した。EUで承認されれば、3例目のワクチンとなる。[nL4 N2K44WW] 保険大手プルーデンシャルは今週、15.9%下落した。資金調達や米事業 の分離に関する計画が嫌気された。ドイツ銀行やUBS、バンク・オブ・アメリカなどは プルーデンシャルの目標株価を引き下げた。 一方、オンライン衣料販売大手ブーフーはこの日、1.5%高。経営破綻し た英アルカディア・グループ傘下のブランド「ドロシーパーキンス」と「ウォリス」、「 バートン」の買収を巡りアルカディアと協議していると追認したことが材料視された。 (い)
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