[12日 ロイター] - 米東部時間 価格 利回り コード 30年債(指標 17時05分 89*08.50 2.3784% <US30YT=RR 銘柄) > 前営業日終 91*07.00 2.2810% 値 10年債(指標銘 17時05分 95*14.00 1.6247% <US10YT=RR 柄) > 前営業日終 96*10.00 1.5270% 値 5年債(指標銘 17時05分 98*11.00 0.8417% 柄) 前営業日終 98*20.75 0.7780% 値 2年債(指標銘 16時39分 99*30.50 0.1490% 柄) 前営業日終 99*30.88 0.1430% 値 清算値 前日終値 コード Tボンド先物3月 157*04.00 159*14.00 限 Tノート先物3月 132*29.00 133*23.00 限 米金融・債券市場では国債価格が大幅に値下がりし、10年債利回 りは1.6%台に上昇した。先行きの米経済に対する楽観的な見方に加 え、新型コロナウイルス追加景気対策法の成立で国債発行の増額が見込 まれる中、売りが膨らんだ。 2年債と10年債の利回り格差は148.34ベーシ スポイント(bp)に拡大し、2015年9月以来5年半ぶりの大きさ となった。 こうした中、市場では大手銀行の補完的レバレッジ比率(SLR) を巡る規制緩和が継続されるかどうかが注目されている。連邦準備理事 会(FRB)は昨年4月、新型コロナ対策の一環として、SLR規制を 一時的に緩和し、銀行が保有する米国債やFRBに預ける準備預金を同 比率の算出から除外することを認めた。緩和措置は今月末に期限を迎え るが、これまでのところFRBは延長の可能性に言及していない。SL Rの規制緩和が継続されない場合、大手行は米国債の売却を余儀なくさ れ、金利はさらに上昇する恐れがある。 アメリベット・セキュリティーズのグレゴリー・ファラネロ氏は、 「ワクチンに関する不測の事態やFRBによる明確な行動がない場合、 金利に対するバイアスは依然高い」とした上で、SLRに関する決定が 足元の相場を方向づける重要な要因の一つになると述べた。 10年債利回り 一時1.642%と1年ぶりの水準に 上昇し、その後は1.633%近辺で推移。週間では7週連続で上昇す る勢い。 30年債利回り は一時2.404%と昨年1月初旬以 来の高水準を付け、その後は2.397%近辺で推移。 短期金融市場で銀行や企業が資金調達する際に支払う翌日物レポ金 利はこの日一時マイナス0.01%。金融システム内の余剰 資金が金利を下押しした。BMOキャピタルのダン・ベルトン氏は、財 務省短期証券(Tビル)の減少が影響しており、Tビル残高は過去3週 間で2000億ドル超減ったと指摘した。 <ドル・スワップ・スプレッド> DOLLAR SWAP SPREADS Last (bps) Net Change ( bps) U.S. 2-year dollar swap spread 10.50 0.75 U.S. 3-year dollar swap spread 10.50 0.25 U.S. 5-year dollar swap spread 8.25 -0.75 U.S. 10-year dollar swap spread 1.00 -0.75 U.S. 30-year dollar swap spread -31.50 -1.00 (ーからご覧ください)
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」