May 28, 2018 / 3:33 PM / 3 months ago

ユーロ圏金融・債券市場=伊10年債利回り3年半ぶり高水準、再選挙を意識

    [ロンドン 28日 ロイター] -    
 <金利・債券>                                                         
 米東部時間11時                                                         
 29分                                                     
 *先物          清算値  前日比   前営業日  コード                      
                                      終盤                
 3カ月物ユーロ  100.31    0.00     100.31                        
 独連邦債2年物  112.19   +0.10     112.09                         
 独連邦債5年物  132.48   +0.43     132.05                         
 独連邦債10年  161.93   +0.91     161.02                         
 物                                                       
 独連邦債30年  169.62   +2.20     167.42                         
 物                                                       
 *現物利回り    現在値  前日比   前営業日  コード                      
                                      終盤                
 独連邦債2年物  -0.711  -0.051     -0.660                              
 独連邦債5年物  -0.284  -0.071     -0.213                              
 独連邦債10年   0.341  -0.066      0.407  <DE10YT=TWEB  <0#DE10YT=TWEB
 物                                         >             >
 独連邦債30年   1.058  -0.073      1.131  <DE30YT=TWEB  <0#DE30YT=TWEB
 物                                         >             >
 
    
    ユーロ圏金融・債券市場では、イタリアで再選挙が行われる可能性が意識される中、
同国の国債が株式とともに売り込まれた。スペインでも解散総選挙が実施される可能性が
出ていることで、市場では南欧諸国を巡る懸念が高まっている。
    イタリアではマッタレッラ大統領がユーロ懐疑派エコノミストのパオロ・サボーナ氏
の経済相起用を拒否。これを受けイタリアの債券や株式は当初は上向いたが、再選挙が行
われる可能性が意識され、上昇は長続きしなかった。    
    DZ銀行のアナリスト、アンディ・コソール氏は「市場では当初プラスのニュースと
して受け止められたが、再選挙の結果、大衆迎合主義(ポピュリズム)政党が勢力を一段
と伸ばす可能性があるとの懸念が出てきた」と指摘。「先行き不透明性を踏まえ、一部の
投資家の間で万が一に備え売却する動きが出ている」と述べた。      
    イタリア10年債利回りは 22ベーシスポイント(bp)上昇の2.6
7%と、3年半ぶりの水準に上昇。1日の上昇としては2015年12月以来の大きさと
なる可能性がある。    
    イタリア2年債利回りは43bp上昇の0.89%と、3年ぶりの高水準
を付けた。1日の上昇としては12年7月以来の大きさとなる可能性がある。     
    こうした中、イタリア10年債と独10年債との利回り格差は232bpと、13年
12月以来の水準に拡大。イタリア10年債とスペイン10年債との利回り格差も119
bpと、約6年ぶりの水準に拡大した。    
    安全資産とされる独連邦債には買いが入り、独10年債利回りは0.3
5%と、5カ月ぶりの低水準を付けた。     
    スペイン10年債利回りは一時1.537%と、3月5日以来の水準に
上昇。その後は上げ幅をやや縮小し6bp上昇の1.52%となった。スペイン10年債
と独10年債との利回り格差は114bpと、年初来最大の水準に拡大し
た。    
    スペインではラホイ首相に対する不信任決議案が6月1日に採決される見通しとなっ
ており、状況次第では解散総選挙につながる可能性が浮上。INGのアナリストは、「イ
タリアの政治状況を巡る先行き不透明感に加え、スペインで解散総選挙が実施される可能
性があるとの観測が出ていることで、欧州債券市場は危機対策モードに入っている」とし
ている。

    
 (い)

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below