[ロンドン 2日 ロイター] - <金利・債券> 米東部時間11時 51分 *先物 清算値 前日比 前営業日 コード 終盤 3カ月物ユーロ 100.55 0.00 100.55 独連邦債2年物 112.28 -0.03 112.31 独連邦債5年物 135.08 -0.14 135.22 独連邦債10年 176.75 -0.47 177.22 物 独連邦債30年 219.64 -1.58 221.22 物 *現物利回り 現在値 前日比 前営業日 コード 終盤 独連邦債2年物 -0.712 +0.012 -0.725 独連邦債5年物 -0.713 +0.017 -0.745 独連邦債10年 -0.489 +0.024 -0.513 物 独連邦債30年 -0.044 +0.031 -0.074 物 ユーロ圏金融・債券市場では利回りが上昇した。米景気刺激策への 期待が世界的に継続し、ドイツ10年債利回りは3週間ぶりの水準に上 昇した。 2日は刺激策と世界経済の回復に対する楽観的な見方が高まり、世 界的な株高となった。 INGの金利ストラテジスト、アントワーヌ・ブーベ氏は「きょう の主なけん引役は、米財政刺激策に関する協議への楽観論が代表的だ」 と述べた。 米共和党のスーザン・コリンズ上院議員は、同党の上院議員9人が 新型コロナウイルス対策について、バイデン大統領と生産的な協議を行 ったことを明らかにした。ただ、合意には至らなかったという。[nL4N2 K8064] この日は、ベルギーとフィンランドが新発の50年債と30年債を シンジケート団を通じて売却。ドイツでは47億3200万ユーロの2 年債入札が行われた。 欧州連合(EU)統計局が発表した第4・四半期のユーロ圏域内総 生産(GDP)速報値は前期比0.7%減となり、予想の1.0%ほど 落ち込まなかった。ただ、今年第1・四半期はマイナス幅が拡大する恐 れがある。イタリアの第4・四半期GDP速報値は前期比2.0%減だ った。 終盤の取引で独10年債利回りは約3ベーシスポイン ト(bp)上昇のマイナス0.487%。一時は20日ぶりとなるマイ ナス0.481%まで上げた。 ドイツとイタリアの10年債利回り格差は114b pでほぼ横ばいだった。 イタリア10年債利回りは0.654%で、約3bp 上昇した。 複数の関係者によると、イタリアの連立政権樹立に向けた協議は、 新たな首相候補を誰にするかという問題以外にも、主要政策課題を巡り 各党の間の溝が埋まらず難航しているという。 ただ、INGのブーベ氏は「市場はイタリアの政治危機がかなり早 く解決すると考えており、楽観論は多い」と述べた。 (ーからご覧ください)
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