March 30, 2018 / 6:05 AM / 25 days ago

上海外為市場=第1四半期の人民元、10年ぶり大幅上昇へ

[上海 30日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は対米ドルで上昇。四半期では10年ぶりの大幅上昇となる見通しだ。中国市場には資金が流入し、米国との貿易摩擦で人民元高となる観測が強まっている。

この日の対ドル基準値(中間値)が1ドル=6.2881元と元高寄りに設定されたことを受け、元は6.2870元で始まり、中盤時点で6.2695元前後で推移している。

元は終値としては2015年8月10日以来の高値となる見通し。第1・四半期は3.7%前後上昇し、四半期ベースでは5期連続での元高になるとみられる。

国内5大銀はいずれも順調な内容の決算を発表。政府による構造改革が実を結び、シャドーバンキングの取り締まりでシステミックリスクが低下する中、事業環境は引き続き改善すると期待されている。

中国民生銀行のアナリスト、Tang Xiangbin氏は「大手銀行の決算からみて、中国経済は一部で予想されたほど悪くない」との見方を示した。

Tang氏によると、昨年以来、資金は徐々に国内へ回帰しており、この傾向は「中国が資本市場の規制緩和をさらに進める限り」続く見通しだという。

財通国際証券は元高について、上海先物取引所(SHFE)で人民元建て原油先物の取引が始まったことが一因とみている。外国人投資家からの元の需要が増えたという。

米中の貿易戦争を巡る不透明感を巡り、中国政府は米政府との緊張感を和らげるため、元のこの段階での上昇に満足しているとの見方もある。Tang氏は「米中で貿易戦争を回避するための交渉が行われており、市場は元高を見込んでいる」と述べた。

主要6通貨に対するドル指数は90.012と、前日終値の90.151から低下した。

オフショア市場の人民元は6.2635元と、オンショアの水準に比べて0.10%の元高。オフショアの1年物ノンデリバラブル・フォワード(NDF)は6.3715元と、基準値に比べ1.31%の元安で推移している。

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