(外為市場はNY外為市場リポートをご覧ください) [13日 ロイター] - <為替> 欧州終盤 アジア市場終 コード 盤 ユーロ/ドル 1.2320 1.2338 ドル/円 107.52 107.63 ユーロ/円 132.47 132.84 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終値 コード STOXX欧州600種 379.20 +0.38 +0.10 378.82 FTSEユーロファースト3 1486.78 +1.50 +0.10 1485.28 00種 DJユーロSTOXX50種 3448.00 +4.03 +0.12 3443.97 FTSE100種 7264.56 +6.22 +0.09 7258.34 クセトラDAX 12442.40 +27.39 +0.22 12415.01 CAC40種 5315.02 +5.80 +0.11 5309.22 <金現物> 午後 コード 値決め 1343.7 <金利・債券> 米東部時間14時16分 *先物 清算値 前日比 前営業日終 コード 盤 3カ月物ユーロ 100.33 0.00 100.33 独連邦債2年物 111.91 0.00 111.91 独連邦債5年物 131.14 +0.03 131.11 独連邦債10年物 159.34 +0.05 159.29 独連邦債30年物 164.88 -0.04 164.92 *現物利回り 現在値 前日比 前営業日終 コード 盤 独連邦債2年物 -0.583 -0.004 -0.579 独連邦債5年物 -0.088 -0.005 -0.083 独連邦債10年物 0.511 0.000 0.511 独連邦債30年物 1.182 +0.005 1.177 <ロンドン株式市場> 小幅上昇して取引を終えた。一部銘柄が買われ相場を下支え したものの、会計ソフトのセージ・グループの落ち込みやポンド高の影響で上昇 幅は限定的だった。 今週は地政学的緊迫感や貿易摩擦を巡る懸念が漂った。シリアのアサド政権による化 学兵器使用疑惑を巡り、トランプ米大統領がミサイル攻撃に踏み切る構えを示し、アサド 政権の主要な同盟国であるロシアと米国の紛争が不安視された。 こうした中、比較的安全な資産とされる金が底堅さを保っている。金高を背景に産金 大手のランドゴールド・リソーシズと金・銀生産のフレスニロはともに 1%を超える値上がりとなった。 ソフトウェアのマイクロフォーカスは前日に続き買われ、この日は3.2% 高だった。物言う投資家として有名なヘッジファンドのエリオット・マネジメントがマイ クロフォーカス株を取得したとの報道が材料視されている。 製紙・包装大手のモンディは2.9%上昇した。第1・四半期決算が市場予 想を上回ったフィンランドの同業、ストラエンソが大幅に値上がりし、モンデ ィが連れ高となった。 市場の注目は、間もなく本格化する決算発表期に移りつつある。 セージ・グループは8.2%下落。上半期決算は、購読サービスの伸びが鈍化し、通 期の収益見通しを引き下げたことが嫌気された。 アセンド・マーケッツの調査部門責任者、マイク・バン・ダルケン氏は「決算期を迎 える中で、これは朗報ではない。ハイテク部門は注目されているからなおさらだ。ハイテ クは最近株式市場を混乱させた部門であり、今後の市場を動かす要素でもある」と述べた 。 不動産投資信託(REIT)のハマーソンは9.0%下落した。小売事業の 不動産開発を手がけるフランスの会社クレピエールがハマーソンへの買収提案 を取り下げたことが嫌気された。 この日はポンドが値上がりし、国際的に事業を展開しドルで収益を上げる企業の重し となった。 ロンドン株式市場: <欧州株式市場> 続伸して取引を終えた。世界的な貿易摩擦が回避されるとの期待 感が浮上し、リスク志向が強まった。 トランプ米大統領が米中貿易摩擦を避け、昨年離脱した環太平洋連携協定(TPP) への復帰を望んでいることを示唆したことで、市場に安心感が広がった。 中国情勢や国際貿易に大きく左右されるドイツのクセトラDAX指数は0. 22%上昇した。 市場の注目は翌週から本格化する決算発表期に移っている。 フィンランドの製紙・包装、ストラエンソは3.6%上昇した。第1・四 半期決算が市場予想を上回ったことが好感された。 第1・四半期の売り上げが予想を上回ったフランスの化粧品大手ロレアル は0.2%上昇。取引時間中は5カ月ぶりの高値を付けた。その後はテクニカル要因から 売り注文が入ったほか、利益確定売りが出たことで上昇幅を圧縮した。 フランスの会社クレピエールは3.6%上昇した。不動産投資信託(RE IT)の英ハマーソンへの買収提案を取り下げたことが買い材料となった。 欧州株式市場: <ユーロ圏債券> リスク選好が強まる中、国債利回りは横ばいかやや低下した。 ドイツ10年債利回りは、週間で2月初め以降約2カ月ぶりの大幅上昇となる勢いだ 。 トランプ米大統領は前日、シリアへの軍事行動について「いつになるかを言ったこと は一度もない」などとツイート。世界市場でリスク選好が高まり、安全資産とされる米国 やユーロ圏債券需要の重しとなった。 環太平洋連携協定(TPP)復帰検討に向けたトランプ氏の発言も、貿易問題を巡る 緊張への懸念を和らげた。 この日は、大半の域内10年債利回りが上昇する場面が目立ったが、終盤では0.1 ━1.5ベーシスポイント(bp)低下した。 市場関係者の1人は「過去24時間に地政学リスクが低下したものの、週末にかけて 不透明感が広がりつつあり、本日の経済関連予定も少なかった。慎重になりすぎるほど慎 重な姿勢をとるほうが無難」と指摘した。 ドイツ10年債利回りは一時、1週間ぶり水準の0.537%まで上昇 した。 10年物のスペイン国債とドイツ国債の利回り差は73bp前後、前週には64bp と2010年以降の水準に縮小する場面があった。 ユーロ圏金融・債券市場: