[東京 14日 ロイター] - ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円 午後3時現在 109.73/75 1.2102/06 132.83/87 午前9時現在 109.69/71 1.2107/11 132.84/88 NY午後5時 109.65/67 1.2106/10 132.79/83 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の午後5時時点(109.65/6 7円)に比べて若干ドル高/円安の109.72円付近。午前の取引では一時109.8 2ドルまで上昇したが、午後は一進一退の動きとなった。今週予定されているFOMC( 米連邦公開市場委員会)を前に様子見ムードが広がったほか、きょうは豪州、中国、香港 、台湾市場が休場で薄商いとなった。 米10年債利回りは現在1.46%台前半で推移し、前週末から小幅に上昇している 。 楽天証券・FXディーリング部、荒地 潤氏は、前週末にドル/円が109.30円 付近まで下落した分、「ドルの買い戻しの動きがみられている」と話した。ただ、依然と して米長期金利が低位で安定していることから、「積極的なドル買いにつながっているわ けではなさそうだ」(荒地氏)という。 今週は15―16日に米国でFOMCが開催される予定で、結果を確認するまでは様 子見姿勢が強まりやすいとの声がある。 他の主要国通貨では、ユーロの上値の重さが意識された。現在、ユーロ/ドルは1. 2101ドル付近、ユーロ/円は132.78円付近で取引されており、いずれも朝方か らもみあいとなっている。 先週のECB(欧州中央銀行)理事会で改めてECBのハト派姿勢が確認されたほか 、ドイツの10年物国債利回りが低下基調にあり、ユーロの上値を抑える要因となった。 主要7カ国首脳会議(G7サミット)後の首脳宣言では、台湾海峡の平和と安定の重 要性について初めて言及された。為替相場への直接的な影響はみられなかったが、市場か らは「今後、米中関係の緊張が高まった場合、安全資産とされる米債が買われ、米長期金 利が上がりにくくなる可能性がある」(国内証券)との声が聞かれ、その場合、ドルの上 昇を抑制する要因になりそうだという。 (為替マーケットチーム)
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