[東京 12日 ロイター] - ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円 午後3時現在 109.20/22 1.1032/36 120.50/54 午前9時現在 109.03/05 1.1032/36 120.31/35 NY午後5時 109.04/07 1.1032/34 120.30/34 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点から小幅高の109円 前半。下値で実需や短期筋の買いが入る一方、上値の戻り売り圧力も根強く、売買は交錯 した。 日中のドルは108.99─109.21円と狭いレンジ内で小動き。109円を割 り込むような水準では輸入企業の買いが入り、これまでにドルを売り込んでいた短期筋が 歩調を合わせて買い戻しに動いたものの、「大きく円安に進む手掛かりはない」(トレー ダー)として、上値では戻り売りが強まったという。 前週7日と8日、109.50円へわずかに届かず反落したことで、109円半ばで は売り需要が強いとの見方が広がったことも、ドルを買い進む動きが限られた一因となっ た。 米政府は11日、香港で発生したデモ隊と警察の衝突について「殺人兵器の不当な使 用」があったとして非難するとともに、警察とデモ隊の双方に事態の段階的な収拾を呼び かける声明を発表した。 市場では、声明が米中交渉の足かせとなる懸念を指摘する声が出ていたが、目立った 反応はなかった。アジア株式市場では香港ハンセン指数 が小幅ながら反発。中国上 海総合指数 も前日終値付近で小動きだった。 トランプ米大統領はきょう、ニューヨーク・エコノミック・クラブで講演する予定。 米中通商合意に関する発言があるかなどが注目されている。 (為替マーケットチーム)