[東京 2日 ロイター] - ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円 午後3時現在 109.62/64 1.1017/21 120.79/83 午前9時現在 109.52/54 1.1016/20 120.67/71 NY午後5時 109.51/52 1.1015/19 120.64/68 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の午後5時時点から小幅高の109 円半ば。一時109.73円まで上昇し、5月30日以来半年ぶり高値をつけた。中国経 済指標の上振れが株高/円安を誘ったという。 週明けのドル/円はじり高。30日に中国国家統計局が発表した11月製造業購買担 当者景気指数(PMI)が事前予想以上の上昇となり、景況判断の分かれ目となる50を 7カ月ぶりに上回ったのに続き、財新/マークイットがきょう発表した製造業PMIも、 2016年12月以来の高水準となった。 アジア株がほぼ全面高となったことを背景に、外為市場では円が下落。豪の不動産コ ンサルティング会社が発表した11月住宅価格指数が2003年以来の大幅な伸びを記録 したことも手掛かりとなり、豪ドルは74円前半、 NZドルは70円後半で堅調に推移 した。 市場では「感謝祭休暇明けはドル高/円安になりやすい傾向がある。ブラックフライ デーのセールでアマゾンなどネット販売業者の売上高が伸びたなど、ドルに好都合なニュ ースも伝わっている」(国内金融機関)との声も聞かれた。 市場の関心は引き続き、米中対立の行方に集中。米ニュースサイトのアクシオスは1 日、米中通商協議が「香港(人権・民主主義)法が原因で行き詰まった」と報じたが、市 場で大きな反応はなかった。 中国共産党機関紙・人民日報傘下の環球時報は1日、米国との「第1段階」の通商合 意における中国の最優先事項は、米国による新たな関税の阻止ではなく、現在発動済みの 関税の撤廃だと伝えた。 米国は12月15日、約1560億ドル相当の中国製品に15%の追加関税を発動す る予定。 (為替マーケットチーム)