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午後3時のドル111円前半、米休場で動意薄

[東京 5日 ロイター] -

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点(111.04/07円)に比べて小幅にドル高/円安の111.13円付近で推移している。写真はドル紙幣、2020年5月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 111.12/14 1.1851/55 131.72/76

午前9時現在 111.13/15 1.1854/58 131.74/78

NY午後5時 111.04/07 1.1864/66 131.72/76

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点(111.04/07円)に比べて小幅にドル高/円安の111.13円付近で推移している。きょうの米国市場が独立記念日で休日となるため短期筋の動きが鈍い中、狭いレンジでもみあう展開が続いた。

先週末に公表された6月米雇用統計については「強弱まちまちの内容だったが、米国の労働市場は着実に改善していることに変わりはない」(国内信託銀行)と声が聞かれ、目先のドル/円は緩やかに上昇していくとみられている。

また、108―109円台でドルを買い遅れた参加者の目線が切り上がっている可能性もあり、「今後もドルの下値は底堅い」(国内証券)という。次の上値めどとしては、2020年3月に付けた111.71円付近が意識されている。

米雇用統計の発表を通過し、今後の材料としては7日に公表される6月米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が注目されている。この会合では米連邦準備理事会(FRB)のスタンスがタカ派シフトしたため「テーパリング(量的緩和の段階的縮小)や利上げについて、どこまで具体的に議論されたか詳細を確認したい」(前出の国内信託銀行)との声が聞かれた。

他の主要国通貨ではユーロ/ドルの停滞感が目立った。現在、ユーロは1.1855ドル付近での推移で、上値の重さが意識されている。

欧州中央銀行(ECB)は6日夕方にも戦略点検に関する特別会合をフランクフルトで開く予定となっている。会合の内容を確認したいとの思惑から、ユーロ/ドルやユーロ/円は小動きにとどまった。

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