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アジア通貨動向(17日)=バーツが7年ぶり高値、米為替報告書を材料視

[17日 ロイター] - アジア通貨市場ではタイバーツが約7年ぶりの高値に上昇。重要な上値抵抗線を突破した。

米財務省は16日、貿易相手国の通貨政策を分析した半期為替報告書を公表し、台湾、タイ、インドを「監視リスト」に追加した。

これを受けて、市場ではタイ中銀がバーツ高抑制に向けた介入を減らすのではないかとの見方が浮上している。

タイバーツは0.6%高の1ドル=29.83バーツ。タイの輸出業者は先週、輸出競争力を維持するため、1ドル=30バーツを超えるバーツ高を阻止するよう中銀に求めていた。

タイ中銀は、「監視リスト」に追加されたことについて、貿易や投資に大きな影響はないと表明。介入は為替のボラティリティーを抑制するために行っているだけで、双方向で実施していると主張。為替レートを利用して不公正な輸出競争力を確保する意図はないと説明している。

クルンタイ銀行のマーケット・ストラテジストは「タイ中銀は(米財務省の為替報告書を受けて)目先、大規模な介入を控えるかもしれない。きょうは1ドル=30バーツを超えるバーツ高を容認している。これは、他のアジア通貨に沿った形で為替を以前よりも自由に変動させるという中銀のシグナルだ」と指摘。

「今後さらに大幅なバーツ高が進むだろう。中銀が相場の方向性を変えようとすることはないだろうが、バーツの上昇ペースを抑制し、輸出業者が為替リスクをヘッジできる状態を目指すだろう」と述べた。

台湾ドルは1%以上上昇。米ドルが幅広い通貨に対して売られていることが背景。

台湾中央銀行の厳宗大副総裁は17日、米財務省の半期為替報告書で台湾が通貨政策上の「監視リスト」に入ったことについて、国際経済情勢や台湾の対米貿易黒字を反映した判断との認識を示した。

インドルピーは小幅高。

インドネシアルピアとフィリピンペソは、この日の中銀の政策決定を控えて横ばい。

インドネシア中銀とフィリピン中銀は今年、新型コロナウイルスの流行に対応して、積極的に金融を緩和しており、この日の政策決定については金利を据え置くとの見方が多い。

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