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東証1部、7─9月経常益40%減 4分の1が通期上方修正=SMBC日興

[東京 9日 ロイター] - SMBC日興証券の集計によると、11月6日までに2020年7─9月期決算を発表した東証1部企業の経常利益は前年同期比40.0%減となった。製造業が同40.1%減、非製造業が同44.2%減。減益トレンドは変わらないものの、通期の業績予想を上方修正する企業が増えてきている。

 SMBC日興証券の集計によると、11月6日までに2020年7─9月期決算を発表した東証1部企業の経常利益は前年同期比40.0%減となった。写真は東京証券取引所で2016年2月撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

2021年3月期の通期業績予想について、経常利益の上方修正を発表した企業は837社(除く金融)のうち212社。4─6月期は新型コロナウイルスの影響で世界的に経済活動が停滞し、幅広い業種に影響が出たものの、7─9月期は徐々に動きが再開した。従来予想していたほどの停滞には至らないとの見方から、通期の業績予想を上方修正する企業が出てきている。

業種別でみると、7─9月期は食料品、小売業、情報・通信業、電気機器など、巣ごもり消費やテレワークといった「ウィズコロナ時代」に適応する業種が全体をけん引した。内食やカジュアルウェアのほか、テレワーク関連の需要を捉えた企業が堅調だった。半導体関連に加え、自動車市場の回復の追い風を受けた部品メーカーも業績が回復しつつある。

SMBC日興証券の株式ストラテジスト、安田光氏は、新型コロナウイルスを取り巻く状況によって、明暗が分かれた決算となったと指摘。「どの業種でもコスト削減は進んだものの、陸運や空運など需要の落ち込みの方が大きくなってしまった業種では、回復のタイミングを見込むのが依然として難しい」と話す。

11月6日時点で全体の60.4%となる884社が発表を終了した。

2020年7─9月期実績(前年比)

開示数 銘柄数 開示率 売上高 営業利益 経常利益 純利益

TOPIX 884 1464 60.4% -14.7% -44.2% -40.0% -45.3%

TOPIX(除く金融 837 1331 62.9% -14.7% -44.2% -42.0% -47.5%

製造業 445 692 64.3% -16.0% -44.4% -40.1% -41.5%

非製造業 392 639 61.3% -11.7% -43.9% -44.2% -54.0%

出所:SMBC日興証券

佐古田麻優

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