[東京 26日 ロイター] - マネックスグループが後場買い気配。同社は26日、4月に完全子会社化したコインチェックの18年3月期業績(見込み)を開示した。営業利益は537億円、特別損失の計上は473億円の見込み。サービス停止後から一部再開期間中も、コインチェックの営業損益は黒字だったとしている。
同時に発表したマネックスGの18年3月期連結業績(国際会計基準)は、売上高に相当する営業収益が前年比17.0%増の536億円。税引き前利益は約8倍の86億3100万円だった。19年3月期の予想は開示していない。前期の営業収益と同水準の営業利益を計上する見込みのコインチェックの業績が今後反映されることで、本体の事業規模が急拡大するとの見方から買い注文が集まっている。
またマネックスGは、21年3月期までの単年度の総還元性向は100%をめどとする、としてきたこれまでの株主還元方針の変更も発表。コインチェックの完全子会社化で新たな成長投資が見込まれるとため「複数年度にまたがる総還元性向は75%をめど」に見直した。