[東京 11日 ロイター] - りそなホールディングスは11日、2019年3月期当期利益が前年同期比15.3%減の2000億円となる計画だと発表した。前期に生じた傘下の地銀統合に関連した税効果による利益が剥落するため。
18年3月期に計上した税効果による一時的利益は約850億円で、これを除くと傘下の地銀統合で誕生した関西みらいホールディングスの利益貢献100億円なども含めて、実質的に増益の計画とした。
グループ5行合算ベースの業務粗利益は同4.6%増の6315億円、業務純益は同7.3%増の2275億円を見込む。
貸出利ざやの縮小で減少する預貸金利益を、決済や運用商品関連の手数料収入で補い、増収を図る計画だ。東和浩社長は「手数料で安定的な収益を計上していきたい」と語った。 (布施太郎)