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2月の日銀国債買入額は10.2兆円に、過去2番目の高水準=ロイター推計
2017年2月27日 / 05:35 / 9ヶ月後

2月の日銀国債買入額は10.2兆円に、過去2番目の高水準=ロイター推計

[東京 27日 ロイター] - 日銀が2月に買い入れた長期国債の総額は10兆2071億円(通告日ベース)と、過去2番目の高水準になる見通しだ。金利上昇に対応し、「指し値オペ」が実施されたほか、オファー額も増額され、日銀の金利抑制姿勢が強まった。

ロイター独自の集計で明らかになった。これまでの慣例からすると、28日の国債入札日(2年債)に日銀の国債買い入れが通告されない可能性が大きく、2月買い入れ額(通告日ベース)は事実上確定した。

前月1月は、日銀が国債買い入れ額を年間80兆円に買い入れ目標を引き上げた2014年10月31日以降で、最低となる8兆2997億円だったが、2月は急増。日銀が「異次元緩和第2弾」で国債買入残高の増加額を年間80兆円に拡大した直後の2014年11月に次ぐ、過去2番目の高水準になった。

日銀は1月25日の国債買い入れで、「残存1年超3年以下」と「同3年超5年以下」を対象から外したことが影響し、同ゾーンの1月買い入れ回数は5回と従来(6回)から減少した。これをきっかけに、市場に、日銀買い入れに対する不信感が増幅。10年債利回りは2月3日に一時0.150%まで跳ね上がり、日銀の操作目標としているゼロ%を大きく上回った。

日銀は2月3日に固定利回りで無制限に買い入れる「指し値オペ」を通告。応札額は7239億円に膨らんだ。また、10日の「同10年超25年以下」「同25年超」を対象にした国債買い入れで、オファー額をそれぞれ100億円増額したほか、1月に月5回に減らした「残存1年超3年以下」と「同3年超5年以下」を2月に月6回に戻した。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券・シニア債券ストラテジストの稲留克俊氏は「1月25日に中期の国債買い入れをスキップしたのをはじめ、日銀は買い入れ減額を模索したとみられる。これに対して、マーケットが『テーパリング』という疑念を抱いたため、金利が急上昇した。日銀としては、当初の狙いと反する形で大規模な買い入れを迫れられる結果となった」と指摘した。

なお、複数の市場筋によると、日銀が国債買い入れオペに関し、現在非公表のオペ通告日を事前に予告する方向で検討している。事前予告に踏み切った場合、金利安定化の要因になるとみられている。

星裕康

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