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アジア通貨動向(21日)=軟調地合い、デルタ株拡大で重苦しいムードに

[21日 ロイター] - アジア新興国通貨市場は軟調地合い。新型コロナウイルスの感染力の強い変異株(デルタ株)の拡大が域内の経済見通しに暗い影を落としている。

シンガポールドルは0.2%安。シンガポール政府は新型コロナ感染再燃のため、22日から1カ月間、飲食店での飲食と2人以上の集会を禁じる。同国はアジアの経済の中心地としての活動正常化を狙って制限措置を緩和したばかりだった。

韓国ウォン、台湾ドルは横ばい。一方、タイバーツ、インドネシアルピアはそれぞれ0.2%安。

全般的に重苦しいムードとなっており、投資家は安全資産を選好。米ドルは米国債利回り低下にもかかわらず、3カ月ぶりの高水準を付けた。

メイバンクのアナリストはノートで「アジア新興国通貨の下落ペースは緩やかに見えるが、大部分は対ドルで当面の安値付近にとどまっている」と指摘。「域内の各国における最近の一連の感染拡大とそれに伴う制限措置はセンチメントを著しく圧迫している」とした。

半面、フィリピンペソは0.5%高。石油純輸入国である同国の通貨は最近の原油安の恩恵に浴した。

ただ、アナリストらは中銀が今年の成長見通しを据え置いたことを警告。新型コロナ感染者がこのところ減っているものの、通貨の上昇を持続させるには不十分だと指摘した。

INGのシニアエコノミスト、ニコラス・マパ氏は「ペソは売られ過ぎていたため調整の機が熟していた。しかし、全般的なセンチメントがさらに改善するまで短期的に圧力は残りそうだ」と語った。

インドの金融市場は祝日のため休場。

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