November 8, 2019 / 6:53 AM / in 4 days

上海外為市場=人民元は上昇、基準値を3カ月ぶり高値に設定

[上海 8日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は、対ドルで上昇。米中通商協議を巡り楽観的観測が広がっていることが背景。中国人民銀行(中央銀行)は8日、人民元の対ドル基準値(中間値)を1ドル=7元よりも元高の水準に設定した。 米中の間には重要な分野でまだ溝が残っていると伝えられているものの、一部の投資家はこれまでの協議の進展を楽観的に受け止めている。

中国商務省報道官は7日、中国と米国がここ2週間の間に、双方が貿易戦争の過程で発動した追加関税を段階的に撤廃することで合意したと明らかにした。米政府高官も同日、匿名を条件に、第1段階の合意の一環として関税撤廃が計画されていることを確認した。

一方、ナバロ米大統領補佐官はFOXビジネス・ネットワークのインタビューで「第1段階の合意の条件としてこれまでに課した関税を一部でも撤廃するという合意は現時点ではない」と言明した。

人民元はそれでも、今年2月以来となる5週連続の上昇を記録する見通しだ。

ディーラーによると、8日発表の中国の貿易統計は為替相場にはほとんど影響しなかった。

中国人民銀行は8日、人民元の対ドル基準値を1ドル=6.9945元に設定した。7元よりも元高水準に設定するのは3カ月ぶりで、前営業日の基準値(7.0008元)よりも0.1%元高。

対ドル基準値の設定は市場の予想通りで、当局が最近の人民元の水準に特に不満を抱いていないことを示唆していると受け止めている向きが多い。

国内市場の人民元は1ドル=6.9700元で寄り付いた後、6.9650元まで上昇し、中盤時点では6.9760元で取引されている。この水準で引ければ、今週の対ドルでの上昇率は0.88%となり、週ベースで今年2月下旬以来の大幅上昇となる。

華僑永亨銀行(香港)のエコノミストは「米中が何の合意にも至らなかった場合、リスク資産は最近の上昇分を吐き出す公算が大きい。もし「第1段階」の合意への署名に成功して米中がお互いに関税を部分的に撤廃すれば、人民元は1ドル=6.9元を試す可能性がある」との見方を示した。

オフショア人民元は中盤時点で1ドル=6.975元。

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