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シドニー外為・債券市場=豪ドルとNZドルが3カ月ぶり安値、リスク回避ムードで

[シドニー 26日 ロイター] - オセアニア外国為替市場では豪ドルとニュージーランド(NZ)ドルが3カ月ぶりの安値を付けた。世界的なリスク回避の動きから週間ベースでも再び大幅安となっている。

南アフリカで広がっている新たな新型コロナウイルス変異株がワクチン効果を低下させる可能性があるとする英国当局の警告への指摘が聞かれた。

アジア市場全体が軟調となる中、豪ドルは0.5%下落し、3カ月ぶり安値の0.7159米ドル。週間では1.1%安と、4週連続の下落となっている。

弱気派は8月安値の0.7106米ドルを視野に入れており、これを下抜ければ昨年11月安値の0.6990米ドルへの道が開かれる。

NZドルは今週に入ってから2.4%下落し0.6830米ドル。8月安値の0.6807米ドルに接近しており、割り込めば昨年11月以来の安値に戻ることになる。

両通貨の下落は全般的な米ドル高が一因だ。米国の経済指標は好調で、米連邦準備理事会(FRB)はよりタカ派的になっている。

ウェストパックのFX戦略担当責任者、リチャード・フラヌロビッチ氏は「米国経済は活況で、FRBの主要当局者はテーパリング(量的緩和の縮小)のスピードアップに言及しているため、米ドル高の流れは止まらないだろう」と指摘。「豪ドル、NZドルともに、短期的には下降局面となりそうだ」と述べた。

国内の前向きな指標が一定の支援材料となった。オーストラリア統計局が26日発表した10月の小売売上高は、前月比4.9%増加し、市場予想の2.5%増を大幅に上回った。新型コロナ関連の規制解除に伴い消費が上向いた。

債券価格は全般的なリスク回避ムードに押し上げられた。豪10年物国債利回りは1.81%に戻った。今週は1.93%の高水準を付けていた。

ニュージーランドの2年物スワップレートは2.15%まで低下。今週は28ベーシスポイントの低下となっている。市場では来年2月に開催される次回NZ中銀会合での追加利上げが完全に織り込まれているが、0.5%ポイントの利上げを見込む動きは大幅に縮小した。

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