[東京 22日 ロイター] - 東京海上ホールディングスなど主要損保は買いが先行した。主要3社はいずれも19日、決算とともに自社株買いの方針を発表し、好感する動きとなった。株価は東京海上が一時4.2%高、SOMPOホールディングスは2.6%高、MS&ADインシュアランスグループホールディングスは3.0%高に上昇した。
業績面では、東京海上が2024年3月期の連結純利益を前期比40%増になりそうだとした。保険引受利益の拡大やインカム収益の拡大、政策株式の売却加速などを挙げた。SOMPOは同2.5倍、MS&ADは同85%増の予想とした。
一方、東京海上は発行済株式総数の1.5%、500億円を上限とする自社株買いを決めた。年間では1000億円を予定する。SOMPOは同2.1%・250億円、MS&ADは同1.12%・200億円の自社株買い方針を、それぞれ発表した。
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