[東京 15日 ロイター] - 西村康稔経済再生相は15日の閣議後会見で、30年半ぶりの高値を付けた日経平均株価について、株価は半年後の企業収益期待を示しているとして、素直に喜びたいと述べた。
西村再生相は通常、株価についてはコメントしていないとしつつ、市場関係者の分析として、米株価動向や米ファイザー製ワクチンの国内承認、15日朝公表された昨年10─12月期国内総生産(GDP)速報などが好感されたとの説明を引用した。
同時に10都府県でなお緊急事態宣言を発令中であり、苦境にある事業者などに対して2.7兆円残る予備費を活用して機動的に対応すると強調した。新型コロナの新規感染者数の減少ペースが足元でやや鈍化していることを危惧すると指摘した。
竹本能文
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