[東京 16日 ロイター] - 日本経済研究センターが16日公表した民間エコノミスト経済予測ESPフォーキャストによると、2023年度春闘の賃上げ率の予測平均値は、前年比3.05%と前回1月予測の2.85%から上方修正された。
予測は民間エコノミスト32人のうち21人が1月時点よりも賃上げ率が上昇すると回答、11人は不変とみている。
賃上げ率の内訳は予測平均値で定期昇給分が1.80%、ベースアップ分が1.25%となっている。
<23年度CPI2.07%に上方修正>
23年1-3月期の実質国内総生産(GDP)は前期比年率で平均値が1.66%と2月調査の1.28%より上方修正された。
一方2023年度の実質GDP成長率は平均1.03%と2月調査1.05%から小幅に引き下げられた。
23年度の消費者物価指数(CPI)の前年比予測は2.07%と前回1.87%から上方修正された。
(竹本能文)
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