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株式こうみる:日経3万円回復遠のく、2万7000円割れ視野=ニッセイ基礎研 井出氏

[東京 13日 ロイター] -

<ニッセイ基礎研究所 チーフ株式ストラテジスト 井出真吾氏>

日本株は主体性を失っている。4月の米CPI(消費者物価指数)の強い結果はサプライズだったが、それ以前から特段の材料がない中でインフレへの警戒感から売りが売りを呼んでいた。米株の動向など外部要因に振らされやすい。

これまで世界的な金融緩和でかさ上げされてきた株価の調整だけに、調整が終わるまで反転のきっかけはつかみにくい。追加の財政政策や金融緩和の強化が打ち出されれば、目先は買いになる。ただ、とりわけ緩和拡大はバブルを助長しかねず、期待しにくい。

目先では2万7000円付近への下落が視野に入る。3万円から1割程度下げれば、ある程度は割高感は和らぐだろう。東証1部の売買代金が1週間平均3―4兆円程度ともなれば、売りが一巡したとみることも可能だ。ただ、その見極めは難しい。投資家には、しっかり下げ止まりを確認してから買うことを勧めたい。

いったん調整が終了しても、インフレ警戒感は市場にくすぶるだろう。当面は2万7000―2万9000円で方向感が定まらない相場になりそうだ。3万円回復は遠のいた印象だ。

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