[東京 14日 ロイター] - 投資会社3Dインベストメント・パートナーズは14日、投資先のサッポロホールディングスの株主に向けて、サッポロHDが酒類事業で低い目標を設定し、不動産事業をコア事業と位置づけ直したことは「致命的な誤り」だとする公開書簡を公表した。
3Dは、サッポロの酒類事業のブランドは極めて価値が高く、本来は酒類を含むコア事業は高い成長性や収益性が見込めると主張。一方で、経営陣は「不動産事業の利益を隠れみのに、コア事業の低収益性を放置し、ただ問題が悪化することを傍観していた」と指摘し、「これ以上、現状を放置するわけにはいかない」などと訴えた。
サッポロが昨年11月に策定した中期経営計画に関しても再検証する必要があるとの見解を示した。
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