[ドバイ 24日 ロイター] - アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで、世界初となる3Dプリンタで作ったオフィスビルが完成し、お披露目された。これまで3Dプリンタは、小さな立体物を作るのが主で、建設にはほとんど利用されてこなかった。
ドバイ政府の担当大臣は「これは始まりに過ぎない。世界は変わるだろう」と述べた。この技術により、工期を50─70%、人件費を50─80%抑えることができるという。ドバイは、2030年までに国内の建物の25%を3Dプリンタで作ることを目指している。
建物は平屋建て、床面積は約250平方メートル。工期は17日、コストは約14万ドルだった。建設には、20X120x40フィートの大きさのプリンタが使用された。
ドバイ政府によると、今回完成したオフィスには特殊なセメント混合物が使用され、中国と英国で信頼度試験が行われた。
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