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09年の世界CO2排出量1.3%減少=独研究所

ニューヨークのベラザノナロウズ橋から眺望するマンハッタン地区を覆うスモッグ(2009年5月21日、ニューヨーク)

 【フランクフルト13日ロイター時事】ドイツ再生可能エネルギー研究所(IWR、本部ミュンスター)は13日、2009年の世界の二酸化炭素(CO2)排出量が313億トンにとどまり、前年比1.3%減少したと発表した。この10年で前年比減少したのは初めて。

 IWRはその要因として、世界景気の減速と再生可能エネルギー向け投資増加を挙げた。同年の電力、熱、燃料用再生可能エネルギー設備向け投資は前年の1200億ユーロ(13兆2000億円)から1250億ユーロ(13兆7500億円)に増加した。

 IWRは、世界景気が大きく減速したことを考えれば、アジア・中東諸国のCO2排出量増加が欧州、ロシア、日本、米国のCO2排出量減少の効果を過度に相殺していなかったならば、世界のCO2排出量の減少はもっと大きかったはずだと分析している。

 IWRは「中国のCO2排出量は経済成長に伴うエネルギー利用で、米国とロシアを合わせたほどの高水準に達している」と指摘した。09年の中国のCO2排出量は74億3000万トン(前年は68億1000万トン)で世界トップ、2位は米国の59億5000万トン(同63億7000万トン)、3位はロシアで、以下インド、日本と続く。

 世界の太陽エネルギーと風力発電向け投資は、景気減速に伴う設備価格下落による設備投資コスト低下に支援された。

 同研究所は、化石燃料利用増加にブレーキをかけ、世界のCO2排出量を安定させるためには、再生可能エネルギー向け投資を現在の4倍の5000億ユーロ(55兆円)に拡大すべきだと勧告している。世界のCO2排出量は京都議定書の基準年である1990年を依然37%上回っている。(了)

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