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野生動物の楽園を救え=世銀、タンザニアに高速道路代替案

マサイマラ保護区で、マラ川横断を準備するヌーの群れ(2010年8月25日、ケニア・ナイロビ南西270キロ)

 【ダルエスサラーム1日ロイター時事】世界銀行当局者は1日、タンザニア政府に対し、同国北部のセレンゲティ国立公園内を通る高速道路建設を断念させるための代替案を提示する意向を示した。環境保護団体はこの高速道路について、アフリカ最大の野生動物生息地が脅かされると警告している。

 同国政府は同公園の北端に高速道路を建設することを計画しているが、環境保護団体は、それによって約200万頭ものヌーの移動が阻止されると警告している。

 世銀のタンザニア・ウガンダ・ブルンジ担当官であるジョン・マッキンタイア氏はロイター通信に対し、「世銀は、タンザニアの開発目標を達成しつつセレンゲティ公園のユニークな特色を保護する代替策を提案する」と述べ、北端ルートに代わる別のルートの道路建設で資金援助する用意があることを明らかにした。

 昨年のタンザニアの観光収入は11.3%増の12億8000万ドル。そのうちセレンゲティ公園が同国の国立公園では最大数の訪問客を集めている。

 国際的な保護団体である野生生物保全協会(WCS)や英ロンドン動物学会(ZSL)は、同公園北部を通過する高速道路建設に反対する運動を展開、タンザニア政府に他の選択肢を検討するよう求めている。野生動物は毎年乾期になると公園北方のエサ場に移動しており、動物学者らは、ここに高速道路が建設されると、移動が阻止されて生息数が激減すると警告している。

 これに対しタンザニアのキクウェテ大統領は、全長33マイル(約54キロ)の高速道路を建設すればセテンゲティ公園周辺の貧しい地域社会の輸送問題を解消できるとし、道路を建設しても同公園に打撃にならないと反論。代替ルート検討を拒否している。

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