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太陽嵐が到達、通信の混乱を警告=米宇宙天気予報センター

太陽観測衛星から撮影した太陽(米航空宇宙局提供)(11年6月9日)

 【ニューヨーク6日ロイター時事】米国立海洋大気庁(NOAA)傘下の宇宙天気予報センター(SWPC)は、ここ数日で大規模な太陽嵐(太陽から発せられる爆発的な磁気嵐)が3回発生したため、人工衛星機器、通信機器、それに電子機器の利用者に対し、向こう数日間混乱が生じる恐れがあると警告した。

 SWPCの宇宙天気学者ジョゼフ・クンチズ氏は、「間もなく到達する磁気嵐の強さは恐らく中度から強度だ」と述べた。同氏はこの太陽嵐により、通信衛星や全地球測位システム(GPS)衛星が影響を受ける恐れがあるほか、最も南で米ミネソタ州やウィスコンシン州でもオーロラが見えるようになるかもしれないと語った。

 太陽活動によって大きな混乱が生じることはまれだが、これまでに深刻な影響が生じたこともある。例えば1989年には、太陽嵐によりカナダ・ケベック州の送電網がストップし、約600万人が数時間電気を使えなかった。

 これまでで観測された最大の太陽嵐は1859年に発生した。当時、通信インフラは電報しかなかった。太陽嵐により、電報会社が影響を受けたほか、最南でカリブ海の島々から巨大なオーロラを見ることができた。一部の電報技術者は電気ショックを受けたと報告した。また多くの電報システムは技術者が電源を抜いた後でも信号の送受信を続けていた。

 2008年の国立研究評議会(NRC)の報告によると、1859年のものと同等な太陽嵐が発生した場合、世界で最大2兆ドル(約156兆円)の損害が生じる可能性がある。

 SWPCのクンチズ氏は「今週の太陽嵐はそこまでにはならない。NOAA宇宙天気スケールの5段階のうち、2か3くらいの強度になるだろう」と語った。

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