[22日 ロイター] - ロンドン株式市場は反落して取引を終え た。5月の英消費者物価指数(CPI)で前年同月比の上昇率が約40 年ぶりの高い伸びとなり、イングランド銀行(英中央銀行)に対する利 上げ圧力が高まったのが嫌気された。原油や金属価格の値下がりを受け て商品関連株が下落したことも相場を圧迫した。 中型株で構成するFTSE250種指数は0.31%下げ た。 英CPIは、食品価格の高騰で前年同月比9.1%%上昇した。主 要7カ国(G7)で最高となり、生活費の危機の深刻さが強調された。 ハーグリーブス・ランズダウンのアナリスト、スザンナ・ストリー ター氏は「英中銀は現在、需要を減らし、価格を押し下げるために、今 後数カ月間に渡って継続的に利上げをする形でさらに冷やすよう、圧力 をかけられている」と述べた。 英中銀は先週、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げ 1.25%にし、物価高の悪影響を阻止するために「力強く」行動する 用意があると表明した。 工業用金属と原油価格の値下がりを背景に、FTSE350種鉱業 株指数、石油・ガス株指数はそれぞれ5 .50%、3.31%下落した。 英銀のナットウエストは3.0%上昇。英政府が、同社の 持ち株を売却する取引計画をさらに12カ月延長すると発表したことが 好感された。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終 コード 値 FTSE100種 7089.22 -62.83 -0.88 7152.05 (ーからご覧ください)
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」