[東京 26日 ロイター] - 財務省は26日、国債投資家懇談会を開いた。財務省幹部によると、ニーズはプラス金利が残っているゾーンに集中しており、特に40年債の増額について言及する参加者が多かったという。
一方、10年以下のゾーンはマイナス金利で需要がそれほど強くないため、減額議論をする場合はこのゾーンを対象にした方が良いという意見があった。
50年債についての意見は出なかった。財務省は50年債の発行を検討していない理由として、まずは40年債の市場育成が重要と説明しているが、財務省幹部は「40年債は入札方式が他と違っており、投資家の広がりも30年に比べるとだいぶ足りない。まだ育成段階という認識は変わっていない」と語った。
志田義寧