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上海外為市場=元上昇、新5カ年計画が支援材料

[上海 30日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は上昇。中国共産党指導部が第19期中央委員会第5回全体会議(5中全会)で持続的な経済成長に向けた新たな5カ年計画をまとめたのを受け、買いが入った。

新華社は29日、5中全会が閉幕したのを受け、中国が2021─25年に「双循環」戦略を推進し、内需拡大と同時に供給面の改革に取り組むと伝えた。

コミュニケは具体的な経済成長率目標に触れなかったが、1人当たり国内総生産(GDP)を2035年までに中レベルの先進国並みの水準までに引き上げるとの目標を示した。

SEBのアジア戦略責任者、ユージニア・ビクトリノ氏はリポートで「底堅い通貨は中国の『双循環』推進の取り組みを支援することになる。それ故、元高の継続は必然的とわれわれはみている」と指摘した。

中国人民銀行(中央銀行)は、この日の基準値を1ドル=6.7232元に設定。前日基準値の6.726元よりも元高水準だった。

国内スポット市場の元は6.7050元で取引を開始。中盤時点では前日終値比342ポイント元高の6.6819元で取引されている。

終盤までこの水準を維持すれば、週間で0.06%の上昇となる。

複数の為替トレーダーは、11月3日の米大統領選を巡る不透明感が強いため、選挙前は元の対ドル相場が6.7元近辺で小動きになると予想。

米大統領選によって世界の金融市場が大きく振れる恐れがあるため、市場参加者は選挙前に積極的にポジションを形成することに消極的だった。

一方、中国の複数の大手国有銀行が今週、オンショア為替スワップ市場でドルを人民元に交換する取引を行っていることが29日、市場関係者の話で明らかになった。中国の金融当局が急速な元高を抑制しようとしている可能性がある。

元高や中国と他の主要経済との金利差によって資本の流入が継続し「双循環」戦略を支援すると見込まれる一方で、急激な元の上昇は中国の輸出業者に打撃を与える恐れがある。

オフショア人民元は中盤時点で6.6803元。

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