for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

欧州株式市場=5営業日ぶり反落、FRBの引き締め長期化懸念で

       [17日 ロイター] - 欧州株式市場は5営業日ぶりに反落
して取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めを長期
化させるとの懸念が高まり、エネルギー銘柄とテクノロジー株が売られ
たのが相場を押し下げた。
    STOXX欧州600種指数は午前中に取引時間中の年初
来高値を付ける場面もあった。
    FRBの追加利上げが需要を押し下げるとの懸念から原油価格が下
落したのが嫌気され、エネルギー株指数は1.92%安と下落
率が最大になった。次いで大きかったのは金利に敏感なテクノロジー株
指数で1.67%下落。
    1月の米卸売物価指数の上昇率が事前の市場予想を上回るなど、F
RBの積極的な政策金利引き上げが経済を十分に冷やしていないことを
示す経済指標が最近相次いで発表されている。
    米金融大手のゴールドマン・サックスとバンク・オブ・アメリカは
、高インフレが続いているためFRBが年内にあと3回、0.25%ポ
イントずつ利上げするとの予想を示した。
    HYCMのチーフ市場アナリスト、ジャイルズ・コグラン氏は「(
FRBが)以前予想されていたよりも政策金利を高水準に引き上げなけ
ればならないように見えるため、市場はどう対応すればいいのかで苦慮
している」と語った。
    個別銘柄では、ドイツの高級車大手メルセデス・ベンツ
が2.8%高。四半期決算の利益が市場予想を上回ったのが好感された
。
    スイスの建設資材大手シーカは4.9%上昇し、2023
年通期決算の業績見通しが市場予想を上回ったのが材料視された。
    一方、英銀のナットウエストは6.9%下落。金利上昇は
、投資家が望む長期的な利益拡大をもたらさない可能性があると警告し
たことが嫌気された。
 <株式指数>               終値   前日比     %   前営業日  コード
                                                       終値  
 STOXX欧州600種   464.30    -0.94  -0.20     465.24          
 FTSEユーロファース  1833.43    -3.07  -0.17    1836.50          
 ト300種                                                  
 ユーロSTOXX50種  4274.92   -22.32  -0.52    4297.24  <.STOXX50E
                                                             >
    
 (ーからご覧ください)
for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up