[東京 9日 ロイター] - 日本工作機械工業会が9日発表した2019年6月の工作機械受注額(速報値)は、前年比38.0%減の988億2900万円だった。9カ月連続での前年割れで、5月の同27.3%減からマイナス幅が拡大した。前月比は同8.9%減だった。
このうち、外需は前年比36.4%減(前月比7.0%減)の612億2600万円。内需は前年比40.3%減(前月比12.0%減)の376億0300万円。
外需、内需とも前年比で落ち込みが大きくなっているのが特徴。特に内需の落ち込みが外需よりも大きく、対中向けの減少の影響が、国内の需要動向に波及してきた可能性がある。
1─6月累計の受注総額は、前年比29.3%減の6818億2700万円だった。
田巻一彦