June 10, 2019 / 5:46 AM / 16 days ago

上海外為市場=人民元は約6カ月ぶり安値、人民銀総裁の前週末の発言で

[上海 10日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は、対ドルで6カ月余りぶりの水準に下落した。先週末の国内市場の休場中に、中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁が元相場に超えてはいけない一線はないと発言し、オフショア市場で元安となった流れを受けた。

総裁がブルームバーグに対して行った発言を受けて、当局が一段の元安を容認するとの観測が市場で広がった。ただ、人民銀はこの日の基準値を予想よりも元高水準に設定したため、元の下値は限定的となった。

元相場が節目である1ドル=7元に近づくなか、易総裁は相場の特定の「数値」が他より重要というわけではないと語った。

この日の基準値(中間値)は1ドル=6.8925元と、前営業日基準値(6.8945元)に比べて20ポイント(0.03%)の元高水準だった。ロイターがまとめた市場予想よりも31ポイント元高だった。

国内スポット市場の元は1ドル=6.9210元で取引を開始。その後、6.9366元と、11月30日以来の安値を付けた。

中盤のレートは6.9336元と、前営業日終値比218ポイント、基準値比で0.60%の元安となっている。

中盤のオフショア人民元は1ドル=6.9522元。前週末には6.9619元を付けた。

中国の銀行のトレーダーは、「政策当局者は市場の反応を試している」と分析。「市場がひどく動揺していないという前提では、多少の元安は、貿易戦争のために必要ならば許容される」とした。

OCBC銀行のトミー・シエ氏は、習近平国家主席とトランプ米大統領が会談する可能性がある今月下旬の20カ国・地域首脳会議(G20サミット)を前に、中国当局は元相場の下落スピードをコントロールし続ける可能性があると述べた。「それでも元相場が最終的に1ドル=7元を割り込むテールリスクは拡大している。市場は今週、日々の基準値の設定に変化がみられるかどうかに注目するだろう」とした。

別の銀行トレーダーは、国内とオフショアの両市場での元相場の開きが広がっていることは、当局に不快感を与えて、オフショア市場での元安抑制措置を講じるよう促すかもしれないと述べた。

国内スポット市場のレートは、基準値の上下2%で取引が認められているが、オフショア市場にはそのような制限はない。

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