June 11, 2019 / 6:58 AM / 2 months ago

上海外為市場=元は6カ月ぶり安値から回復、人民銀が香港で手形入札へ

[上海 11日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は、前日に付けた6カ月ぶり安値から回復している。人民元の対ドル基準値(中間値)が市場予想よりも元高水準となったことや、中国人民銀行(中央銀行)が香港で人民元建て手形を発行する方針であることが背景。

人民銀行は11日、6月下旬に香港で人民元建て手形を発行する方針を明らかにした。一部の市場アナリストの間では、人民元の急激な下落に歯止めをかけるための措置との見方が出ている。

中国人民銀行(中央銀行)は、この日の基準値を1ドル=6.8930元に設定。前日基準値(6.8925元)に比べ5ポイントの元安水準だった。ロイターがまとめた市場予想の6.9087元との比較では157ポイントの元高水準となった。

バンガード・マーケッツのマネジングパートナー、スティーブン・イネス氏はリポートで、「中国当局は(基準値を)引き続き6.90元より元高水準に設定しており、当面はまだ安定した通貨を好んでいるようだ」と指摘した。

国内スポット市場の元は1ドル=6.9175元で取引を開始。中盤時点ではほぼ変わらずで、前日終値比で130ポイントの元高となっている。前日には一時、昨年11月30日以来の安値(6.9366元)を付けた。

オフショア人民元も中盤時点で1ドル=6.9291元に上昇している。

トレーダーは、手形の入札は元相場の安定に向けた明確なシグナルを送っていると指摘。また、人民銀の易綱総裁が元相場に超えてはいけない一線はないと7日に述べたものの、人民銀が依然としてしっかりと通貨を管理していることを示唆している、との見方を示した。

ただ、中国建設銀行(香港)のアナリストによると、オフショア人民元は最近、季節要因により下げやすくなっている。海外に上場する中国企業は毎年6月から配当支払いを行う必要があり、こうした為替需要がオフショア人民元への「短期的な」売り圧力を強めているという。

一方、トランプ米大統領は10日、今月末の20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせ、中国の習近平国家主席と通商合意に達しなかった場合、中国輸入品への追加の報復関税を発動する用意があると述べた。

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